所在地:小樽市築港2-2
小樽港北防波堤に使用したコンクリートブロックは、セメントに適量の火山灰を混入して、耐久性を高める工夫がなされています。しかし、火山灰の配合割合による強度変化が十分解明されていなかったため、廣井勇は6万個に及ぶテストピースを製作し、コンクリートの耐久性を長期にわたり試験することとしました。明治29年に第1回の強度試験を実施して以来、100年以上たった今でも実験が続けられています。