廣井勇はその渡米中の経験をもとに、橋梁専門書の「プレート・ガーダー・コンストラクション」を出版しました。この図書は技術者が実務中に手に取れるよう、ポケットサイズとなっています。20代日本人が発刊したこの専門書は橋梁工学者必携とされ、アメリカ国内で高い評価を得ました。

　佐川町立青山文庫に収蔵されている「プレート・ガーダー・コンストラクション」は、廣井勇の門下生である堀見末子が所有していた物です。堀見末子は廣井勇と同郷の高知県佐川町出身者で、アメリカと台湾で活躍した土木技術者です。

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