所在地:北海道小樽市手宮1丁目6
小樽港北防波堤
小樽港は北海道西部の積丹半島東側に位置する弓状の湾に建設されています。廣井勇が建設に携わった小樽北防波堤は、完成から100年以上経過した今でも激浪から小樽湾を守っています。小樽北防波堤は、「土木学会選奨土木遺産」の認定および、「北海道遺産」の選定を受けています。
小樽港北防波堤は、当時海外で導入されていた独創的な工法である「スローピング・ブロック・システム」が採用されています。これは、断面方向に幅が異なる三種類の斜塊ブロックを垂直方向に互い違いとなるよう積み重ねて、ブロック同士が互いに支え合うような構造をしています。